■ブリスターパック


様々な製品(電化製品、化粧品、日用雑貨・・・)のパッケージとして使用されています。
パッケージとして内容物が良く見えるよう、透明であることが要求されますので、通常PET(Polyethylene terephthalate-ポリエチレンテレフタレート)を材料として真空成型しています。
ブリスターパックは製品と台紙(製品の仕様等を明示する印刷物)とのパッケージ方法により大きく下記3タイプに分けられます。

①曲げ加工タイプ
②シールタイプ
③シェルパックタイプ

1. 曲げ加工タイプ

側面x2、底面に熱曲げ加工(3方曲げ)をしたブリスターパックに台紙をスライドさせてパックします。

2. シールタイプ

台紙とブリスターパックを熱圧着によってシーリングするタイプ。
ブリスターパックが製品プラスのりしろ程度の大きさで良いので、ブリスターパック単体では低コストで出来ますが、台紙に特殊糊加工が必要なので、台紙が少し割高になります。また、熱溶着機が必要で、溶着治具も必要ですので、初期投資が必要です。
パッケージで製品が密封される必要のあり、ロットの大きい商品に向いています。

3. シェルパック型

前面・背面ともにブリスターパックで構成し、製品を前後のブリスターパックで覆う形のブリスターパック。

中心線で折り曲げることができます


■部品トレー


電子部品、自動車部品等工場間の部品搬送時の部品保護のために、部品をしっかり固定できるよう、提案・設計いたします。
対象部品の特性、要求に合わせて材料を選定することにより、機能性の高いトレーをカスタマイズいたします。

CPU用トレー

◆CPU用トレー

電子基板トレー

◆電子基板トレー

レンズトレー ふた・本体

◆レンズトレー ふた・本体

コンプレッサー用トレー

◆コンプレッサー用トレー

カムシャフト用トレー

◆カムシャフト用トレー

液晶パネルトレー

◆液晶パネルトレー

色違いマストレー

◆色違いマストレー
材料の色を変えることで、色違いのトレー別ができます。工程内での様々な識別に活躍します。

◆レンズトレー
静電気によるホコリ付着防止のために導電印刷のPET材、帯電防止印刷のPET材を使用しています。

◆レンズトレー

◆レンズトレー
工程内での品番色分けのために導電印刷のPET材色付緑色を採用いただきました。

◆レンズトレー
※レンズのイメージでコイン(500円玉)を入れてます。

◆レンズトレー
※レンズのイメージでコイン(1円玉)を入れてます。

材料

真空成型では、様々な材料から要求仕様に合わせて材料選定することにより、トレーの機能を変えることができます。
材質そのものだけではなく、厚みを変えることでも違う仕様のトレーができます。
同じ型で違う材料の成形も可能です。その場合、材料収縮率の違いでできるトレーの寸法が変わってきます。

  • 厚みのある材料→トレーの強度UP。重量物を入れるトレー、繰り返し使うトレーなど。
  • 薄い材料→材料単価が抑えられ、コスト改善。軽量物を入れるトレー、1WAY使い捨てトレーなど。
  • 色の変更→トレーの多色展開で、工程管理の効率アップ。類似部品をトレーの色で識別など。
    ※色付材料の場合、材料ロットが大きくなる場合もあります。

設計上の工夫で利便性UP!

工程内部品トレー、搬送用部品トレーなど、製品を入れて工程内の移動、保管、輸送などの使命を持ったトレーは設計上の工夫で2パターンで重ねることができるようになります。
例えば、トレーを使うときは部品を入れた状態でトレーを90度回転させて交互に重ね、トレー同士が重ならないように、すっぽりはまらないように、段積みできるように設計します。使わないときは重ねられてコンパクトに収納できるように設計します。部品トレーとして使う場所と保管場所で求められるそれぞれの機能を持たせることができます。

使わないときは、トレーを同じ向きで重ねます。たくさんのトレーもコンパクトに保管できます。

2段目のトレーは180度回転させて積みます。トレー外周に施した、リブ(写真赤部分)により、1段目に2段目が乗るかたちで、トレー収納部を確保して段積みできます。

部品トレーで工程改善!

  • 段ボールや厚紙、プラ段等の組仕切り→プラスチックトレーやプラスチック仕切りにすることで、仕切りを組み立てる工程が省けます。
  • 部品の形状に合わせた真空トレー仕切りで確実に部品を固定・保持できます。

--- ふた付きトレー


ふた付きのトレーで、キャリーケースのようなトレーも可能です。凹凸の嵌合で、きっちりふたができます。

◆ふた付きトレー

◆ふた付きトレー

◆ふた付きトレー
閉じたところ

◆ふた付きトレー
開閉部は開けやすい形状にしています。

◆ふた付きトレー

◆ふた付きトレー
閉じたところ

◆ふた付きトレー嵌合部
凸ボタンと凹ボタンの嵌合できっちりふたができます。


--- 複合材料による機能性トレー


発泡樹脂シート、樹脂シート+不織布、樹脂シート+発泡樹脂等の複合材料を真空成型することにより、傷防止機能やがたつき防止機能を持たせることができるより高機能なトレーもご提案できます。

◆発泡PPシートの真空成型トレー
緩衝材機能、傷防止機能を持つトレー。

◆不織布+PETの複合材トレー
成形性がよい性質を持つPET樹脂に不織布層が加わることで傷防止効果を付加できます。

◆発泡ポリエチレントレー
精密部品の傷防止トレーです。
色でトレーを区別することで、工程内で行程毎、品番毎等の管理ができ、生産性の向上にも有効です。


--- 大型厚物トレー


真空成型は大型で厚み(6.0tまで)のあるトレーが得意です。
インジェクション成型に比べ、金型が安価でできるので、コストメリットが出せます。
また、金型納期もインジェクション成型に比べ、短期で対応できます。

◆カイダック 3.0t
※タバコの大きさと比較して見てください。

◆厚物トレーPPN3.0t
※タバコの大きさと比較して見てください。


--- カスタムトレー製作の流れ


1. トレーに収める製品の現物、図面をもとに、トレーの設計をします。
    トレーの設計にあたり、トレー使用状況詳細を確認し、利便性の高いトレーになるよう設計します。
      ・トレーの大きさ(手持ちサイズ?トレーを入れるコンテナがある?・・・・)
      ・トレーマスの数(トレーに収める製品の製造ロット、工程内で管理し易い数・・・)
      ・厚み(必要強度、嵌合性の要・不要、コストに応じて検討
      ・トレーへの製品の収容の向き、セット部品収容など
      ・段積みの要・不要
2. 試作型(1個取)で試作
      ・トレーと製品との嵌合性の確認
3. 本型製作
4. 抜型作成

ロボットアーム

■自動化トレイ(自動機用トレイ、オートメーション用トレイ)


近年、働き方改革や競合他社とのコスト優位性を図るため、製造業の工程で各種組立ロボットや産業用ロボットを活用する自動化への動き(オートメーション化)が増えてきています。
オートメーション化の増加に伴い、産業用ロボットが部品をピックアップする際に利用する高精度な自動化用トレイのご相談を多くいただいております。
サトウパックでは様々な分野のお客様と自動化トレイの立上げに携わらせていただくことで、多くのノウハウを身につけることが出来ました。

ロボット チャック

 

自動化トレイの基本的な立上げの流れ

お客様との綿密な打ち合わせを重ね、要求仕様を満たす自動化トレーを作り上げます。

①自動化対応トレイ要求仕様の打合せ

・収納部品(ワーク)のトレイへの接触可部分と接触不可部分の確認
・自動機(ロボット)の動きを阻害しない設計 = トレイのどこでホールドしてどこでロボットがつかむのか
・帯電防止、導電性への要求レベル
・トレイの積み重ね、段積みへの要求確認

②図面作成

収納部品(ワーク)の3Dデータとトレイへの要求仕様を図面に落とし込みます。

③図面承認

完成した図面2Dデータ、3Dデータをお客様に確認いただき、図面の承認をいただきます。

④マス試作

コストと納期短縮を考慮し、トレイの1マスのみの試作を行い、形状と部品の収まり具合等を確認します。
試作型は樹脂型もしくはアルミ型で対応します。可能であれば、3Dプリンターによる樹脂型で対応できる場合もあります。

⑤量産型着手

試作サンプルで評価いただき、お客様の承認をいただき、量産型に着手します。

⑥量産品生産・納品

お客様に満足いただけるトレイが出来上がりましたら幸いです。

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